【登場人物紹介】伊藤翔

登場人物紹介翔

伊藤 翔・梁 文山(いとう かける・リャン ウェンシャン)

1896(明治29)生~

 伊藤侯爵家、喜代治の二男。兄と妹がいる。5歳の時から長春に住んでいたが、10歳の時に梁続山率いる馬賊に襲われ、兄嫁以外の家族を惨殺されてしまった。翔と兄嫁は、馬賊の村に連れ去られ、翔は“文山”と名を与えられ、村の戦闘部隊として日本などと闘うようになった。当家に連れられて上海・湖南楼で吉岡輝也と知り合い、反発しあうも次第に打ち解けあう。1915年、狂乱した翔は村を統治していた当家一家5名を殺害。罪人として村の牢に監禁されている。

 口数が少なく、その割に行動力があるのでその存在に説得力がある(らしい)。幼いころからいろんなものを我慢して、いや、今自分がどうあるべきなのか、どうするのが最善なのかを考えて生きてきたので、自分の感情や意志を周りに押そうというところは少ないが、自分に課せられた責任は、非情な決断をしてでも機械的に遂行することも。

【作者雑感】
主人公ズの中では一番新しく、村上もとかの『龍ーRONー』にはまっていたときに「あたしも馬賊の頭領として満州の荒野を疾走したいでもあたし日本人だし!!」という葛藤が翔誕生につながりました。小日向白朗のことは、後で知りました。
「桜花」のお話を書いているのは女なので、拓真も輝也もたぶん「女から見た素敵な男性像」なんだけど、翔は男の思う男らしさ、女の思う男らしさの直線上に並べたら一番男性的な位置にいると思っている。男が異国で腕だけで一旗揚げるから。黙して語らず、その働きで人間を付き従わせるなんて、最高にダンディズムじゃない?と作者は思っている。
おかげで、大陸の馬賊、軍閥勢力のしくみだの機能だのに興味を持つようになったのだけど、国家の公式な存在ではないということ、今の時代に直接結びつくような事柄も関係するということ、そしてなにより外野からアプローチしにくく、資料もあまり残っていないなどの条件が重なって資料が潤沢とは言えず、とても歯がゆい思いをしております。

翔は、求愛(結婚を申し込まれるの意)されるならこんな男性がいいなあと思いながら書いています。
結婚するなら拓真、輝也は友人、宿禰青は恋人。
古巻が近くにいたら、小うるさい姑のようだと思う気がする。

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2012/04/29(日)
from kanayano

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