桜花往生

kanayano版日本近代史。

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2012/04/29(Sun)

【登場人物紹介】伊藤翔

登場人物紹介翔

伊藤 翔・梁 文山(いとう かける・リャン ウェンシャン)

1896(明治29)生~

 伊藤侯爵家、喜代治の二男。兄と妹がいる。5歳の時から長春に住んでいたが、10歳の時に梁続山率いる馬賊に襲われ、兄嫁以外の家族を惨殺されてしまった。翔と兄嫁は、馬賊の村に連れ去られ、翔は“文山”と名を与えられ、村の戦闘部隊として日本などと闘うようになった。当家に連れられて上海・湖南楼で吉岡輝也と知り合い、反発しあうも次第に打ち解けあう。1915年、狂乱した翔は村を統治していた当家一家5名を殺害。罪人として村の牢に監禁されている。

 口数が少なく、その割に行動力があるのでその存在に説得力がある(らしい)。幼いころからいろんなものを我慢して、いや、今自分がどうあるべきなのか、どうするのが最善なのかを考えて生きてきたので、自分の感情や意志を周りに押そうというところは少ないが、自分に課せられた責任は、非情な決断をしてでも機械的に遂行することも。

【作者雑感】
主人公ズの中では一番新しく、村上もとかの『龍ーRONー』にはまっていたときに「あたしも馬賊の頭領として満州の荒野を疾走したいでもあたし日本人だし!!」という葛藤が翔誕生につながりました。小日向白朗のことは、後で知りました。
「桜花」のお話を書いているのは女なので、拓真も輝也もたぶん「女から見た素敵な男性像」なんだけど、翔は男の思う男らしさ、女の思う男らしさの直線上に並べたら一番男性的な位置にいると思っている。男が異国で腕だけで一旗揚げるから。黙して語らず、その働きで人間を付き従わせるなんて、最高にダンディズムじゃない?と作者は思っている。
おかげで、大陸の馬賊、軍閥勢力のしくみだの機能だのに興味を持つようになったのだけど、国家の公式な存在ではないということ、今の時代に直接結びつくような事柄も関係するということ、そしてなにより外野からアプローチしにくく、資料もあまり残っていないなどの条件が重なって資料が潤沢とは言えず、とても歯がゆい思いをしております。

翔は、求愛(結婚を申し込まれるの意)されるならこんな男性がいいなあと思いながら書いています。
結婚するなら拓真、輝也は友人、宿禰青は恋人。
古巻が近くにいたら、小うるさい姑のようだと思う気がする。

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作者


Author:kanayano
16歳の時に書いた脚本のエチュードを書き連ねています。
かなやのぶ太名義、私生活ブログはこちら

最新記事

目次

※カテゴリは話数降順に並べておりますので、こちらから入っていただければスクロールでご覧いただけます。

■1、発芽―grow out― (65)
1、最後の恋人 (4)
2、北条古巻 (16)
3、少年と少女 (1)
4、はじまりの業火 (15)
5、月下の惨劇 (1)
6、「傾城傾国」 (28)
■2、着蕾―The bud― (54)
1、孝子、決別 (8)
2、青 (1)
3、吉岡輝也の憂鬱 (20)
4、田園都市、春 (18)
5、大陸の覇者※連載中 (7)
■ 番外『陸奥湾を抱く街』 (59)
1、明治37年、最上桔華 (8)
2、わたしの祖国 (11)
3、陸奥湾を抱く街 (9)
4、祭りのあとに (12)
5、裏切りの祖国 (13)
6、「いのち」 (6)
■番外『仮宿の楔』 (16)
1、奇人二人 (7)
2、「めらんこりあ」※連載中 (9)
読者様から頂いたイラスト (11)
from kanayano (9)

「本編」これまでのお話


<「5、大陸の覇者」登場人物>

伊藤 翔
21歳。幼いころに大陸に移住し、10歳の時に馬賊に家族を殺され、連れ去られた。18歳の時に家族の敵の一族を惨殺。現在は牢屋に投獄されている。支那名は梁文山(リャンウェンシャン)。
梁 生高(リャン シャンカオ)
38歳。父親は馬賊の統率者である「当家」梁続山。3年前、翔に父、母、弟を殺された。現在は周辺の「当家」を束ねる「攬把」。
李 爛華(リ ランホア)
23歳。村の青年。当家の一人。翔が村に連れてこられたころからの友人。
楊 和(ヤン フー)
18歳。字は子杏。爛華と同じく、翔を幼いころから知っており、獄中の彼の世話をしている。未亡人。

■「2、着蕾
大正4(1916)年。火事の中で記憶を失った弟・拓真の力になりたいと、自らも陸軍士官となることを決意した舎人孝子。日清両国の裏取引の対価として来日した吉岡輝也もまた、自らの庇護者である陸軍大将白河川修の計らいで、士官学校に入学する。奇しくも、士官学校予科では性別を偽って入学した孝子――雄一郎と名乗る――と同期であった。(1、孝子、決別
大陸進出を目論む帝国陸軍大佐久坂廣枝と、上海で裏を取り仕切る輝也の母親・仙楽弥が手を組んだ。楽弥の店で働く芸妓、宿禰緑子は、拓真と出会う。緑子は拓真に「また会いましょう」と告げて、その場を後にする。(3、吉岡輝也の憂鬱
大正9(1920)年。当代の人気歌人である最上桜花の下で暮らしている北条古巻。父親の愛人でもある桜花に、素直になれずとも平穏な日々を暮していた。身一つで転がり込んできた朝倉千鶴、桜花が朝鮮人街で助けた孫秀英。桜花と古巻の暮らしにも、新たな仲間が加わった。(4、田園都市、春

「番外」これまでのおはなし


2、「めらんこりあ」 登場人物>

舎人 耕三郎
陸軍大尉。27歳。
北条 古月
会社社長。26歳。会社の規模を大きくすべく、奔走している。
山方 明恵
16歳。美人だがめっぽう弁が立ち、家族から「奇人」と呼ばれている。そのせいで家を出た。
北条 篠
古月の妻。21歳。
北条 由枝
古月・篠の娘。4歳。

■「番外『仮宿の楔』
明治34年、東京。近衛師団に所属する舎人耕三郎大尉は、師団長・白河川修の来訪とともに、自分を訪ねる女の存在を知る。耕三郎を出せと叫ぶ女。そこに、耕三郎を知る商人、北条古月が通りかかる。女に帰れと宣う耕三郎。古月は女――山方朝重を連れて、一先ずその場を退いた。(1、奇人二人

おことわり

※当作品は物語のモチーフを実在の事件、人物に依拠していますが、事実関係は一切ございません。

※一部に暴力、流血、性的表現を伴う記事がございます。記事冒頭に注意書きを添えてありますので、閲覧の際にはご注意ください。

※本文中で中国語、ハングル、英語等の表現がありますが、作者の過小な語学力で作成しているため、ネイティブのものとは大きく異なる場合があります。ご了承ください。

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皇国の黒鷲

黒澤修吾の孫であり、吉岡輝也の甥にあたる、黒澤一臣総理が担う平成日本のかたちとは。緒方順様と共同制作です。


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